はらだ先生の「カラーレシピ」の紹介と感想レビュー記事です。
全2巻(上下巻)で完結済み!
ダークでシリアスなのにコミカル、そしてエロティック!はらだ先生らしさが存分に出つつもそのバランスがこれ以上ないくらいに完璧!
鬼才・はらだ先生による至高の執着愛BLです。
こんな方におすすめ
- 絵、エロ、ストーリー全て重視したい人
- ドロドロな恋愛模様を読みたい人
- メリバ好きな人
ぬっこの書房 独自評価
エロ・濃厚度 | 5.0 |
ストーリー展開 | 4.5 |
キュン要素 | 4.0 |
お笑い要素 | 4.0 |
ラブラブ度 | 3.0 |
心情描写 | 5.0 |
キャラクターの魅力 | 5.0 |
絵の上手さ | 5.0 |

個人的にははらだ先生の最高傑作という評価です。
この後も色んな作品を描かれていますが本作で受けた衝撃度は未だに塗り替えられておりません。
エロ・濃厚度もMAXです。
ジャンル
- 先輩後輩
- ライバル
- シリアス
- コミカル
- 執着攻め
- 無理矢理
1巻あらすじ
笑吉(しょうきち)の働く美容室に福介(ふくすけ)が入社してからというもの何かとぶつかりあうふたりだったが、笑吉の周りで不気味な出来事が起き……!? 鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ
引用元:Amazonkindleストア
カップリング
福介(攻め)
スタイリスト(26歳)
トークに重点おいてるタイプ
笑吉(受け)
スタイリスト(25歳)
技術に重点おいてるタイプ、あとすぐに手が出るタイプ
注意ポイント
ここから先は本作のネタバレになりますのでご注意ください。
感想・レビュー
ダークでシリアス!なのにコミカル要素もあって‟はらだ先生らしさ”が存分に発揮されています。
はらだ先生は今まで色んな作品を世に出されていますがその中でも群を抜いてストーリーの展開が面白く、カラーレシピと言うタイトルの意味を知った時にはゾクゾクしました。
また心情描写が素晴らしく、執着攻めをここまで理解度高く描けているのも凄いのですがそれを受け入れる側への理解度も高くて驚きます。
なかなか無いキャラクター設定なのに共感出来る部分がしっかりあり、攻めにも受けにも共感できるのでかなり心が揺さぶられました。
ここが性癖に刺さる
普段強がりでそっけないのに押しに弱い笑吉くんが可愛すぎる!
福介が「かわいい!手に入れたい!」と思う気持ちが理解できます。
福介に対してどんどん心を開いているのが分かる一方で身体の関係については頑なに拒否から入る→結局流される・・・というのがなんとも愛おしいです。

個人的に抵抗する受けにかなり弱いです。
特に1巻に収録されている「カラーレシピ・コントロール」と「カラーレシピ・アクセント」は可愛さとエロスが爆発しており大満足です。
推しポイント
福介というキャラクター
色んな意味で読者をドキドキさせてくれる!
かなりヤバいヤツですがそれだけに魅力的なキャラでもあります。
\特にここがやばい!/
上巻 p.151~
"口が減らない男"という印象から始まり、ヒーローになったかと思いきやまさかのどんでん返し・・・
最初に読んだときの衝撃は忘れもしないです。
その後も自らの手で山あり谷ありな展開を作り続ける男。
下巻 p.135~
p.124からのものすごいハードなエロ描写の余韻をぶった切る展開。
ここからの心情描写は天才的でした。
ただのヤバいヤツじゃなくてちゃんと人間的な弱さを見せてくれるのではらだ先生の漫画のキャラクターはどれだけ鬼畜でもサイコパスでも嫌いになったことがないです。